【マッチレビュー】プレミアリーグ第22節 エバートンvsアーセナル 【策士ダイシのエバーンリー】

アーセナルの試合を毎節レビュー

当記事をお読みいただきありがとうございます。

このブログでは、
ヴェンゲル政権末期からのグーナーが、
プレミアリーグでのアーセナルの試合結果を
毎節レビューしていきます。

忙しくてなかなか試合をフルで観られない人でも、
この記事を読むだけで
アーセナルのトピックスがフォローできますので、
ぜひご一読ください。

今回の試合は、
2022-23シーズン・プレミアリーグ第22節、
エバートンvsアーセナルです。

その前に、今節の前に行われた
FAカップ4回戦の結果に触れておきましょう。

FAカップ4回戦 マンチェスターシティvsアーセナル【1月28日(土)5:00 KO】

1-0での惜敗

この試合は、ペップ率いるマンチェスターシティとの、
今シーズン最初の対戦となります。

2月15日にはリーグでの対戦が控えており、
その前哨戦として非常に重要な試合です。

アルテタvsペップの師弟対決としても注目が集まります。

試合前の記者会見ではグアルディオラから
こんなコメントが出ました。

アルテタのアーセナル愛が感じられるコメントです。

「私たちがゴールを決めた時、彼がよくジャンプしていたのを覚えているよ。あるチームとの対戦を除いてね。それがアーセナルだ。彼はサポーターだし、そこでキャプテンをしていた。あいつはアーセナルが好きなんだ」

以下リンクより引用

アーセナルはトロサールが移籍後初スタメンを飾ったほか、
スタメンを入れ替えて試合に臨みました。

内容面では遜色ない戦いを見せましたが、
後半はシティが徐々にペースをつかんで、
結果は64分のアケのゴールでシティの勝利。

FAカップ敗退は残念な結果であるものの、
この敗戦を受けて、
アルテタがリーグ戦でどのような修正を見せるのか、
その点が今後の注目点になります。

試合結果

スタメン・試合結果詳細は以下リンクから。

Read about Everton v Arsenal in the Premier League 2022/23 s…

アーセナルは新加入のキヴィオル、ジョルジーニョがベンチ入り。

一方のエバートンは、
ランパードが解任されて、
この試合がショーン・ダイシ監督の初陣です。

前半

この試合のエバートンは、
ショーン・ダイシ監督のチームらしい
パワフルなフットボール
を展開してきました。

オナナ、DCL、ドゥクレなど、
フィジカルと推進力のある選手たちが、
ダイシ監督の志向するフットボールにうまくハマり、
アーセナルはその勢いを受けてしまいます。

結果的に中盤でのボールロストも目立ち、
前半を通じてエバートンペースで試合が進みました。

それでも失点を許すことはなく、
0-0で後半へと折り返します。

後半

ハーフタイムでの選手交代は両チームありませんでしたが、
アーセナルは59分、ジョルジーニョとトロサールを投入。

トーマスとマルティネッリがピッチを後にします。

試合の流れが変わることが期待されましたが、
しかしその直後、コーナーキックから
60分にタルコフスキーのゴールがネットを揺らします。

プレミアリーグでもとりわけ屈強なタルコフスキーと
ウーデゴールとのマッチアップは分が悪く、
推し負けた形でヘディングを許しました。

ここからのエバートンは、
アーセナルの猛攻を懸命のディフェンスで凌いでいきます。

アーセナルは最後までエバートンの堅守を破れず、
昨年9月のユナイテッド戦以来、
5カ月ぶりのリーグ戦2敗目を喫しました。

試合のトピックス・注目ポイント

トピック① 新監督のもとで団結したエバーンリー

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

「おれは エバートンと戦っていたと
思ったら いつのまにかバーンリーと戦っていた」

ショーン・ダイシ監督のエバートンは、
バーンリーが蘇ったとしかいいようのない、
組織だった守備を見せました。

アーセナルにとっては、
解任ブーストがかかったチームと、
このタイミングで当たってしまったことが、
最大のバッドラックだったのかもしれません。

アーセナルはショーン・ダイシの戦術に
これまで度々苦しめられてきましたし、
その点でも巡り合わせが悪かったといえます。

下位のチームに足元をすくわれたのは非常に痛いですが、
長いシーズンではこういう試合もあると割り切って、
次の試合に切り替えていくほかない敗戦でした。

トピック② 相性の悪いグディソンパーク

アーセナルはヴェンゲル退任以降、
グディソンパークで一度も勝てていない
というデータが
試合後に話題となりました。

最後にグディソンパークで勝利したのが2017-18シーズンで、
そこからは5戦で1分け4敗という結果です。

アルテタ監督が無意識に古巣に遠慮してしまっている、
ということもないでしょうし、

今のアーセナルであれば
その流れを変えてほしかったところですが、
そう簡単にいかないところが
サッカーの面白い(難しい)点ですね。

トピック③ ジョルジーニョの苦いデビュー戦

アーセナルでのデビュー戦を果たしたジョルジーニョ。

多くのファンが拮抗した展開を打ち破ることを期待しましたが、
目立った活躍はないまま敗戦となりました。

投入直後にタルコフスキーのゴールが決まったことが、
この試合の趨勢を大きく変えてしまい、
ジョルジーニョにとっては
難しいデビュー戦となってしまいました。

Sky sportsの評価では「6」と
まずまずの内容でしたし、
彼の真価が発揮されるのはこれからでしょう。

現時点で失敗と決めつけるのは早計で、
これから即戦力として早めに
チームにフィットしてほしいと期待しています。

一方で、この試合で改めて、
トーマスの代えの効かなさが浮き彫りになりました。

アルテタがトーマスを早めに変えたのは、
怪我明けであること考慮してだったように思いますが、
やはりトーマスの稼働が今のアーセナルの生命線です。

今夏の補強も含めて、
アルテタがトーマス不在時のチームを
どのようにマネジメントしていくのか、
アーセナルの今後を左右する大きなポイントになります。

現在の立ち位置と次の試合(日本時間)

プレミアリーグの順位

プレミアリーグ公式サイトより

この試合の敗戦によって、
20試合を終えて2位のシティとの勝ち点差が
5ポイントとなりました。

シティはアウェイでのスパーズ戦を
今日の深夜(1:30KO)に控えていて、
ここで勝利するとアーセナルにとっては
大きなプレッシャーになります。

スパーズを応援するグーナー、
死んでも応援しないグーナー、
どっちも負けろと叫ぶグーナー、

百家争鳴の面白い展開になってきました。

首位を走るアーセナルは、
他チームの結果に関わらず
ただ目の前の試合に勝っていけばいい立場ですが、
今月はシティとの大一番が控えています。

まだまだ負けられない試合が続く
今後の直近の試合日程を見ていきましょう。

プレミアリーグ第23節 アーセナルvsブレントフォード【2月12日(日)0:00 KO】

次節ホームに迎えるのが、
21試合を終えて8位と健闘を続けているブレントフォードです。

ホワイトやマルティネッリに疲れが見えることや、
トーマスの状態が大きな懸念点となり、
冨安やジョルジーニョ、
トロサールにかかる期待も大きくなります。

今シーズンの9月の対戦では、
ジェズスやファビオ・ヴィエイラらのゴールで
0-3と快勝していて、
印象は非常にポジティブです。

エバートンに敗れた悪い流れを
ここで断ち切ることができるのか、
今後のリーグ戦において重要なポイントになります。

プレミアリーグ第12節 アーセナルvsマンチェスターシティ【2月16日(木)4:30 KO】

ブレントフォード戦のあとに、
今シーズンのリーグ戦における決戦が待っています。

勝利できれば優勝の2文字が一層の現実味を帯びる一方、
負ければそれが一気に遠ざかるような、
デッドオアアライブな大一番す。

FAカップでは敗れているアーセナルですが、
試合内容では以前ほどの差を感じさせませんでした。

アルテタとグアルディオラの知恵比べ、
その第2ラウンドの行方に注目が集まります。

冬の移籍市場まとめ

総論

アーセナルの今冬の選手補強は、
非常に的確なものでした。

戦術的オプションの乏しかった前線には、
プレミアリーグでの実績十分なトロサールを補強。

不在だったマガリャンイスのバックアップには、
将来有望な左利きCBのキヴィオル。

最大の懸念だったトーマスのバックアップとして、
ブライトンのモイセス・カイセドを補強できていたら、
本当に言うことのない100点満点の結果でした。

プランBとしてのジョルジーニョについては、
これからのパフォーマンス次第ではありますが、
離脱の少なさやプレミアリーグでの実績を考えると、
計算の立つ良い補強になるのではと期待できます。

一方、出場機会のない選手たちをローンで放出し、
スカッドをうまく軽くすることもできています。

戦力の補強と整理がだんだんと進んでいって、
この夏にいよいよアルテタのチームが完成を迎えるのでは、
そんな予感が高まってきました。

主なIN

レアンドロ・トロサール

ブライトンから加入した、
ベルギー代表のFWトロサール(28)。

デビュー戦となったユナイテッド戦、
初スタメンとなったシティ戦、
今回のエバートン戦と、
高いドリブル技術を見せつけています。

トロサールの加入で
アーセナルの戦術的オプションは広がりましたし、
マルティネッリに刺激と休息を与えてくれる
という点でも、
非常に的確な補強になったと言えるのではと思います。

ヤクブ・キヴィオル

セリエAのスペツィアから加入したのが、
ポーランド代表DFのキヴィオル(22)。

ポーランド代表でキヴィオルを見たレヴァンドフスキが、
その才能を称賛したといわれる選手です。

左利きのCBのため、
マガリャンイスの控えとして期待がかかります。

さらに、アンカーとしてもプレーできるようですので、
アルテタが彼がどう起用していくのか、
今後の大きな楽しみの1つです。

ジョルジーニョ

移籍市場の終盤になって、
突如動きがあったMFジョルジーニョ(31)。

ジョルジーニョは視野の広さや高いパスセンスなど、
ビルドアップ面での活躍が期待できそうです。

チェルシーからのベテラン選手の移籍というと、
どうしてもウィリアンのことが思い起こされますが、

アルテタ監督は以前から
ジョルジーニョの獲得を望んでいたようで、
ウィリアンのようなことは起きないと信じています。

エバートン戦ではまだチームの戦術に
馴染めていないようでしたが、
徐々に求められていく役割を果たしていってほしいと思います。

一方、守備面ではあまり期待できないイメージがあり、
その点では最終的にはブライトンのカイセドや、
ウェストハムのライスといった、
守備に優れた選手の加入が待たれます。

主なOUT

マルキーニョス

ノリッジへレンタル移籍となったマルキーニョス。

ELのチューリッヒ戦でのゴールが印象的ですが、
その後はあまり出場機会がない状態が続きました。

右WGの選手層が薄くなるのがやや懸念されますが、
ネルソンの存在やジェズスの右サイド起用も可能なことを考えると、
レンタル移籍は良い選択ではないでしょうか。

まだ19歳と若い選手ですので、
下部リーグでしっかり経験を積んで戻ってきてほしいと思います。

サンビ・ロコンガ

ロコンガはクリスタルパレスにレンタル移籍となりました。

アーセナルでは十分なパフォーマンスが発揮できず、
ロコンガはフラストレーションを溜めていたように思えます。

一度環境を変えるのが、
チームにとっても個人にとっても
いい結果につながるはずです。

クリスタルパレスにはアーセナルのレジェンド、
パトリック・ヴィエラがいますので、
その点も非常に心強いですね。

ヴィエラからMFとしての極意を教わって、
自信を取り戻して帰ってきてほしいと思います。

セドリック・ソアレス

セドリックはフルハムへのローンが決まりました。

今シーズンはジンチェンコの加入もあり、
序列を落としていたセドリック。

セドリックの給与はチーム内でも高額で、
出場機会に見合っているとは言えない状態でしたので、
このローンは非常に適切な放出になったといえます。

レンタル終了後の退団が濃厚な雰囲気で、
チームを支えるいぶし銀の選手との別れには寂しいものがありますが、
まずはレンタル先での活躍に期待しています。

プレミアリーグの移籍情報全容はこちら↓。

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