【マッチレビュー】21-22 プレミアリーグ第36節アーセナルvsリーズ 【窮鼠に嚙まれながら掴んだ大きな3P】

2-1で勝利した試合結果はここから 

https://www.premierleague.com/match/66692

試合概要

チャンピオンズリーグ出場のために負けられない一戦。

アーセナルはホームにリーズを迎える。

試合は開始早々にエンケティアがリーズGKのメリエに勢いよくプレスをかけて、
そのままボールをゴールに蹴りこむサプライズな先制点を挙げる。

さらに10分にはエンケティアがマルティネッリのドリブル突破からの折り返しに合わせて2-0。

そのうえ、27分にはリーズのルーク・アイリングがマルティネッリへのスライディングで一発退場。

エミレーツにはゴールショーを期待するお祭りムードが久しぶりに漂っていた。

しかし後半に入ってもサポーターが期待する追加のゴールは生まれず、
そればかりか66分にCKからリーズのジョレンテがゴールを奪い、
試合は一気に緊迫の展開を迎える。

残留のため、ホームチームを飲み込む勢いで攻め立てるリーズ。

前半の楽勝ムードから一転、厳しい試合を強いられたアーセナルだが、
決死のディフェンスで猛攻を凌いでいく。

試合終了のホイッスルが鳴ったとき、
アルテタ監督は大きなガッツポーズを見せた。

今のプレミアリーグに楽な試合はないと改めて感じるような、
それだけに価値のある2-1の勝利となった。

エンケティアとエルネニー

エンケティアとエルネニー。

ともに今シーズンはベンチを温める機会が多く、
とくにエンケティアは出場した試合でも目立ったインパクトを残せていなかった。

それが大きく変わったのがチェルシー戦だった。

エンケティアがその試合で挙げた2得点は、
3連敗に沈んだアーセナルの絶望を払う起爆剤となった。

アーセナルがこのまま2016-17シーズン以来のCL出場を決めることができたなら、
終盤のMVPは間違いなくエンケティアだろう。

彼がこのままアーセナルのFWの主軸となるか、
新天地を求めて去ることになるかはまだわからないけれど、
来シーズンもチームにいてくれることを期待してやまない。

そして、忘れてはいけないのがエルネニーという黒子である。

これまでの彼には、チームでもサポーターからも愛される人柄ながら、
ピッチでのプレーはやや物足りない…という印象があった。

しかし、ここにきてエルネニーは若いチームに必要な落ち着きを与えている。

エルネニーがベシクタシュにレンタル移籍した時は、
正直そのまま別れがくると思っていた。

しかし、彼の献身性と常に準備を欠かさない姿勢が、
このタイミングでアーセナルを勝利に導く重要な要素となっている。

スラムダンクの木暮的なドラマ、個人的に大好きだ。

全てが掛かるノースロンドン・ダービー

さて、この試合に勝利したアーセナルは、
チェルシーとなんと勝ち点1差の4位につけている。

そして、金曜日には勝ち点差4の5位スパーズとの、
ノースロンドン・ダービー(以下、NLD)が待つ。

つい先日リバプールとも引き分けたスパーズ、しかもアウェーで臨む一戦。
決して簡単な試合にはならないはずだ。

この試合でアーセナルは今シーズンの集大成を見せることができるか。

勝てば全てを得ることができる。

今回のNLDがこれほどまでのビッグゲームになるとは、
フットボールのリーグ戦というのは本当に面白くできていると思う。

サラリーマンにとって平日の3:45キックオフはあまりにも辛い時間。
普段は情報遮断→あとから配信視聴としてしまうところだが、
今回はそうもいかないだろう。

それはすべてに優先されることだ。

そのほか

ペペ → ペペを信じたい、が・・・。あれは決めてほしかった。

冨安 → 左SBもできる。遜色がない。怪我無くフル出場もうれしい。

ウーデゴール → アーセナルの天才の系譜に間違いなく入る。

リーズ → 知らない間にビエルサが監督じゃなくなっていたけど、
      今節の悔しさを次戦のチェルシーにぶつけてほしい。

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