【CLの厳しさ】チャンピオンズリーグベスト16 1stレグ FCポルトvsアーセナル 【マッチレビュー】

【アーセナルの試合を毎節レビュー】

フットボールの母国・イングランドに、
人々を惹きつけてやまないクラブがあります。

そのクラブの名は、アーセナルFC。

アーセン・ヴェンゲル氏が築き上げた栄光の時代から、
希望の見えない闇の時代を耐え抜き、
ヴェンゲル氏の系譜を継ぐアルテタ監督のもとで
再び黄金時代を迎えようとしています。

躍進と失速を味わった昨シーズンから、
再び頂点を目指すアーセナルの試合を、
当ブログでは毎節自由にレビューしていきます。

ヴェンゲル政権末期からのグーナー達に救いあらんことを。

【試合結果:1-0の敗戦】

UEFA.com

FC Porto vs Arsenal: all the latest UEFA Champions League Ro…

チャンピオンズリーグ公式サイトより

チャンピオンズリーグベスト16の舞台がいよいよやってきました。

ポルトのホームスタジアム、
エスタディオ・ド・ドラゴンにアーセナルが乗り込みます。

アーセナルのスターティングメンバーは、
GKにラヤ、
DFラインにホワイト、サリバ、マガリャンイス、キヴィオル、
中盤にウーデゴール、ライス、ハヴァーツ、
前線にはサカ、マルティネッリ、トロサールの11人です。

試合は開始2分という早い時間で
ライスにイエローカードが出る立ち上がり。

アーセナルはいつものプレースタイルで試合を進めますが、
ポルトのコンパクトで秩序だった守備を前に、
決定的なチャンスを作り出せない時間が続きます。

また、レフェリーのファウル判定も厳しく、
前半の間アーセナルの攻撃のテンポが上がらないまま、
膠着した試合展開となりました。

ハーフタイムでの交代はなく試合は後半へ。

後半に入っても試合の構図は変わらず、
動きのないまま時間が過ぎていきます。

アーセナルの交代は74分のジョルジーニョのみで、
0-0の膠着状態が続く中、
試合はアディショナルタイムへ。

そのまま0-0で終わるかと思われましたが、
最後の最後、90+4分にガレーノのミドルシュートがゴールに吸い込まれ、
アーセナルが1-0の敗北を喫することになりました。

トピック① 最後の失点で敗れる

この試合最大のトーキングポイントはやはり、
最後の最後にガレーノにシュートを決められてしまったことでした。

ガレーノのシュートが素晴らしかったことはさておき、
本当にわずかな油断、気のゆるみが、
アーセナルを難しい立場に追い込む結果になりました。

この試合のアーセナルは決して良いパフォーマンスではなかったものの、
敗戦に値するほど酷いものでもなく、
0-0が妥当な試合結果だと思われましたが、
現実はそうはなりませんでした。

ノックアウトステージにおいて、
こうした致命的なミスが出てしまったことを
アーセナルのチームとしての未熟さとみるべきか。

こうした試合を積み重ねていくことが
チームとしての経験値を高めていくのだと思いますが、
非常に悔しい結果でした。

一方で、ポルトの強かさに敗れた部分も見逃せません。

ポルトはアーセナルにテンポのいい攻撃をさせず、
ストロングポイントを潰すプレーを徹底してきました。

実際、アーセナルは枠内シュートゼロと、
ポルトの思惑に完全にハマっていた形です。

さらに、とにかくプレーを止める
この試合のレフェリングも
アーセナルにとっては逆風でした。

あれだけ試合を止められると、
アーセナルの攻撃のリズムが出ないのも
やむを得ないと思わされます。

強かな対戦相手、レフェリングの違いなど、
CLの難しさを感じさせる試合でした。

トピック② 2ndレグの行方は…

さて、救いなのはCLがまだ終わっていないこと。

まだホームでの2ndレグが残っており、
アーセナルに突破のチャンスは残されています。

難しいのは、ポルトがこの1点を死守すべく、
90分間ゴール前を徹底的に固める戦いをし得ることです。

そうなったときにアーセナルがその守備をこじ開けられるか。

オープンプレーだけでなく、
セットプレーでも得点を奪えるよう、
戦術を練ってほしいところです。

次回対戦は日本時間3月13日ですが、
その前に日本時間3月10日にブレントフォードとの試合があり、
日程的には非常にタイトな試合となります。

今回の試合は残念な結果でしたが、
エミレーツでの逆転劇を楽しみにしています。

現在の立ち位置と次の試合(日本時間)

アーセナルはこの敗戦からほどなく、
タイトな日程でニューカッスル戦を迎えます。

CLも大事ですがPLもまた重要。

アルテタ監督の選手繰りにも注目しながら、
今後の展開を見ていきましょう。

プレミアリーグ第26節 アーセナルvsニューカッスル【2月25日(日)5:00 KO】

ニューカッスルは今シーズン25試合を終えて8位と、
昨シーズンの好調さと比較すると
今一つなシーズンを送っています。

それでも直近5試合では毎試合2点以上のゴールを決めており、
得点力にはやはり恐るべきものがありますが、
ホームで確実に勝利を収めたいところです。

プレミアリーグ第27節 シェフィールド・ユナイテッドvsアーセナル【3月5日(火)5:00 KO】

ニューカッスル戦からしばらく間をあけて、
シェフィールドユナイテッド戦。

ポルト戦からニューカッスル戦の間隔と、
ニューカッスル戦と本戦の間隔と、
この日程の偏りは気になりますね。

前の試合の結果(プレミアリーグ第25節)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果:0-5の大勝!】3 […]…