【アーセナルの試合を毎節レビュー】
フットボールの母国・イングランドに、
人々を惹きつけてやまないクラブがあります。
そのクラブの名は、アーセナルFC。
アーセン・ヴェンゲル氏が築き上げた栄光の時代から、
希望の見えない闇の時代を耐え抜き、
ヴェンゲル氏の系譜を継ぐアルテタ監督のもとで
再び黄金時代を迎えようとしています。
躍進と失速を味わった昨シーズンから、
再び頂点を目指すアーセナルの試合を、
当ブログでは毎節自由にレビューしていきます。
ヴェンゲル政権末期からのグーナー達に救いあらんことを。
【試合結果：3-1の勝利】
Read about Arsenal v Burnley in the Premier League 2023/24 s…
アーセナルがホームに迎えるのは、
シティのレジェンドであるコンパニ監督が率いるバーンリー。
アーセナルはGKにラヤ、
ディフェンスラインは右から冨安、
サリバ、マガリャンイス、ジンチェンコ。
中盤にはハヴァーツ、ジョルジーニョ、ライスが入り、
前線にはサカ、トロサール、マルティネッリが並びます。
試合はアーセナルが優勢に進めますが、
21分のサカのシュートがGKトラッフォードの好セーブに阻まれる場面や、
グズムンドソンの決定的なシュートチャンスなど、
バーンリーも随所でアーセナルを脅かす展開。
その中で試合が動いたのが45＋1分。
ジンチェンコのクロスにエリア内のサカが頭で合わせたボールに、
トロサールがゴールポストに激突しながら決めての得点でした。
トロサールの献身に報いるかのように、
エミレーツでの1000得点目という
メモリアルゴールになりました。
次にスコアが動いたのは後半に入っての54分。
アーセナルは左サイドからバーンリーの侵入を許し、
ブラウンヒルの同点弾を許しました。
追いつかれたアーセナルでしたが、
57分にトロサールのCKからサリバが打点の高いヘディングを叩き込み、
再びリードを奪います。
サリバは今シーズン初ゴールです。
試合を決定づける得点が生まれたのは74分。
再びコーナーキックから、
中央での競り合いでのこぼれ球に反応したジンチェンコが、
左足でのジャンピングキックでシュートを決めます。
ジンチェンコの派手なゴールで3-1としたアーセナルは、
ファビオ・ヴィエイラの一発退場というアクシデントがありながらも、
追加点を許すことなく勝利を収めました。
トピック① ジンチェンコの活躍
この試合で得点を決めたジンチェンコ。
ゴール自体も素晴らしいものでしたが、
この日は試合を通じて高いパフォーマンスを発揮しました。
攻撃面での貢献に加え、
守備の場面でもボール奪取や競り合いに勝利し、
チームの勝利を支えました。
最近では守備面での脆さを露呈していたこと、
もともとの持ち味である攻撃面でも際立った場面がないことなど、
やや輝きを失っていたジンチェンコ。
左サイドバックのポジションで冨安が先発するようになっていましたが、
ジンチェンコにはこの試合のようなパフォーマンスを
今後も発揮してほしいと思います。
冨安も怪我の不安を考慮すると出ずっぱりは避けたいですし、
なによりジンチェンコが活躍すると
チームの雰囲気が盛り上がります。
トピック② 大正解だったトロサール
この試合で先制点を決めたトロサール。
ゴールポストに激突することを全く厭わない闘志に、
全グーナーが心を打たれたのではないでしょうか。
ウィングとしてもCFとしてもプレーできるユーティリティと、
試合に出れば高確率で結果を残す仕事人ぶり。
ブライトン時代は問題行動が指摘されたこともありましたが、
アーセナルに来てからはそんな報道もなく。
ジョーカー的な役割もある中で、
先発起用の回数はそれほど多くありませんが、
チームに選択肢をもたらす素晴らしい選手です。
アーセナルが誇る仕事人の今後の活躍にさらに期待が高まります。
トピック③ ファビオ・ヴィエイラのレッドカード
この試合で一発退場となったファビオ・ヴィエイラ。
故意のファールではなかったように見えますが、
レッドカードの判定自体は非常に妥当なものだったのではと思います。
今シーズンの彼は真価を発揮しなければいけない立場で、
そろそろ活躍する姿が見たいなというところでしたし、
ウーデゴールの欠場が続く中で、
ヴィエイラにもチャンスが巡ってくる環境だっただけに、
今回は残念なプレーとなってしまいましたね。
こうなるとしばらくハヴァーツの先発が続くので、
ハヴァーツの活躍に期待がかかります。
現在の立ち位置と次の試合（日本時間）
アーセナルが勝利した一方で、
ウルブズがスパーズを下す大活躍。
これでスパーズは2連敗。
さらに驚きだったのはチェルシーがシティと4-4の打ち合いを演じ、
シティにブレーキをかけてくれました。
ビッグゲームでビッグクラブとしての矜持を維持しているチェルシー。
リバプールがしれっと2位につけていて、
アストンヴィラも好調をキープしています。
ニューカッスルに敗れたときは厳しい状況でしたが、
そこからまた差が詰まって、
プレミアリーグは激戦の様相を呈しています。
ここからは代表ウィークでしばらくアーセナルの試合はお預けです。
代表戦士たちの無事の帰りを待ちたいと思います。
プレミアリーグ第13節 ブレントフォードｖｓアーセナル【11月26日（日）2:30 KO】
代表ウィーク明けの1戦。
11位につけるブレントフォードとはいろいろな点で因縁がありますが、
混沌としたプレミアリーグを勝ち抜くために、
勝ち点３を確保したい試合です。
ホワイトやウーデゴールの復帰に関する情報なども見つつ、
試合を楽しみに待っています。
チャンピオンズリーグ第5節 アーセナルｖｓＲＣランス【11月30日（木）5:00 KO】
グループリーグ突破がかかる一戦です。
アウェーでは敗れている相手ですが、
ホームでリベンジを果たしてベスト16を確定させてほしいと思います。
前の試合の結果（チャンピオンズリーグ第4節）
目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果：2-0の勝利！】3 […]…
次の試合の結果（プレミアリーグ第13節）
目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果：0-1の勝利】3 ト […]…
