【グループリーグ突破は近い】チャンピオンズリーグ第4節 アーセナルvsセビージャ  【マッチレビュー】

【アーセナルの試合を毎節レビュー】

フットボールの母国・イングランドに、
人々を惹きつけてやまないクラブがあります。

そのクラブの名は、アーセナルFC。

アーセン・ヴェンゲル氏が築き上げた栄光の時代から、
希望の見えない闇の時代を耐え抜き、
ヴェンゲル氏の系譜を継ぐアルテタ監督のもとで
再び黄金時代を迎えようとしています。

躍進と失速を味わった昨シーズンから、
再び頂点を目指すアーセナルの試合を、
当ブログでは毎節自由にレビューしていきます。

ヴェンゲル政権末期からのグーナー達に救いあらんことを。

【試合結果:2-0の勝利!】

UEFA.com

Arsenal vs Sevilla: all the latest UEFA Champions League Gro…

チャンピオンズリーグ公式サイトより

火曜日の朝にチェルシーがスパーズを下して、
無敗のチームが無くなったプレミアリーグ。

ニューカッスルに敗れたアーセナルにとって
非常にラッキーな展開となったなか、
チャンピオンズリーグの試合を迎えます。

ホームのアーセナルは、GKにラヤ、
DFラインにホワイト、サリバ、マガリャンイス、冨安、
中盤にハヴァーツ、ジョルジーニョ、ライス、
前線はサカ、トロサール、マルティネッリの3枚という布陣。

一方のセビージャはセルヒオ・ラモスが欠場となったほか、
元スパーズのラメラがスタメンに入ります。

試合はアーセナルがボールを保持して、
セビージャを押し込み攻勢を仕掛ける展開になります。

ゲームが動いたのは29分。

ジョルジーニョの美しいスルーパスに抜け出したサカから、
中央のトロサールが合わせてのゴールでした。

先制に成功したアーセナルは、
ハーフタイムに冨安→ジンチェンコに交代。

後に報じられたところでは軽微な負傷とのこと。

試合を優勢に進めるアーセナルは、
64分に勝利を引き寄せる追加点を奪います。

マルティネッリがスローインを受けると、トラップで相手をいなし、
前方に位置するサカに絶妙なスルーパス。

走りこんだサカはエリア内で鋭く切り返し、
魔法の左足でシュートを決めました。

その後も終始セビージャを圧倒したアーセナルは
2-0で勝利を収め、グループ首位を維持しました。

トピック① グループリーグ突破が近づく

アーセナルはセビージャとの2連戦に勝利し、
4試合を終えて勝ち点9の首位につけています。

この試合のセビージャは非常に精彩を欠いており、
アーセナルにとっては非常にのびのびとプレーできた試合になりました。

PSVとRCランスの試合はPSVが1-0で勝利しており、
アーセナルは次のRCランス戦に勝利できれば
無条件でベスト16への進出が確定します。

RCランス戦に敗れたときはどうなることかと思いましたが、
セビージャ戦で確実にポイントを積み重ね、
リーグ突破が非常に現実的な状況となりました。

7シーズンぶりのチャンピオンズリーグ、
懐かしいベスト16の舞台が帰ってくる瞬間が今から楽しみです。
もちろん、さらに高い場所が見られれば最高です。

トピック② ハヴァーツのフィット

この試合で先発したハヴァーツは、
献身的な走力、高さ、右サイドのフォローなど、
いくつかの点で優れたプレーを見せました。

一方で、肝心の得点力という点では、
物足りない部分が残る結果となりました。

ハヴァーツにボールが来る場面もあった中で、
かねてから指摘されているシュート精度の低さが出て、
この試合でも得点に繋がらず。

いい部分も見せているだけに、
ゴールが生まれない現状は非常にもどかしいですね。

アルテタ監督は彼を信用していますし、
チームへの適応に時間を要するのはある程度やむを得ず、
ここからうまく歯車がかみ合ってくれることを期待したいところです。

トピック③ サカとマルティネッリの輝き

セビージャが非常に精彩を欠いていたことは前提として、
この試合のサカとマルティネッリの両ウィングはやはり輝いていました。

マルティネッリのドリブルはとりわけ際立っていて、
マッチアップしたフアンル・サンチェスにとっては悪夢の日だったはずです。

プレミアリーグや今後のチャンピオンズリーグで、
彼らをこれほど自由にするチームはなかなかないと思いますが、
2人の力を改めて感じさせる内容ではありました。

彼らがさらに大舞台で経験を積んでいき、
さらに成熟した選手になったときのことを想像すると、
楽しみが止まらないですね。

チームの成長と個人の成長と、
リアルタイムで見ていく楽しみを享受していきたいと思います。

現在の立ち位置と次の試合(日本時間)

チャンピオンズリーグ公式サイトより

上述したようにアーセナルは首位をキープ。

PSVとRCランスが勝ち点5で並び、
セビージャは未勝利のまま最下位です。

ここからはプレミアリーグの戦いが続きますので、
いい状態をキープしてチャンピオンズリーグのRCランス戦を迎えてほしいですね。

プレミアリーグ第12節 アーセナルvsバーンリー【11月12日(日)0:00 KO】

次にホームに迎えるのはバーンリー。

コンパニ監督が率いるチームはまだ1勝しかしておらず、
勝ち点4と非常に厳しい序盤戦を送っています。

これまでのガチガチなバーンリーのイメージから、
新しいスタイルをチームに植え付けている最中ですが、
アーセナルとしてはむしろ以前のスタイルの方が怖かったかもしれません。

どちらにしても、確実に勝ち点3を積み上げたい試合です。

プレミアリーグ第13節 ブレントフォードvsアーセナル【11月26日(日)2:30 KO】

代表ウィークを挟んで迎えるのはブレントフォード。
現時点では9位と堅調な戦いぶりを見せています。

まだ先のためどのような状況で迎える試合かは不明ですが、
FWトニー獲得の噂やレンタル中のGKラヤなど、
選手を巡る因縁もある相手との一戦となります。

前の試合の結果(プレミアリーグ第11節)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【カラバオカップ4回戦:3-1の […]…

次の試合の結果(プレミアリーグ第12節)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果:3-1の勝利】3 ト […]…