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【マッチレビュー】21-22 プレミアリーグ第36節アーセナルvsリーズ 【窮鼠に嚙まれながら掴んだ大きな3P】
試合概要
勝てばCL出場権が確定するアーセナルは、宿敵トッテナムのホームへ乗り込んでの一戦。
ノース・ロンドンのライバルにとってもこの試合は非常に重要な試合で、
スタジアムの熱気は非常に高まっていた。
まさに決戦、という雰囲気だった。
自分たちのスタイルを貫こうとするアーセナルに対して、
スパーズは前線から出足鋭く襲い掛かる。
そんな中、クルゼフスキのクロスへの対応で、
エリア内でセドリックがソンへのファールでPKを献上。
これをケインが確実に決めてスパーズが22分に先制する。
追いつきたいアーセナルだったが、
ホールディングが26分にソンへのファールでイエローカードをもらうと、
33分にも再びソンへのファールで2枚目のイエローで退場。
勝利に向けて暗雲が立ち込めたアーセナルは、
落ち着きを取り戻せないまま37分にCKからケインのゴールを許し2-0。
最悪の雰囲気で迎えた後半の立ち上がり早々、
ソンフンミンのゴールが決まって3-0。
逆転劇を期待するグーナーたちの淡い希望は無残にも打ち砕かれる。
趨勢の決まった試合はその後、大きな動きを見せることなく3-0で終了した。
アーセナルのスカッドの薄さ・・・
この試合で大きな問題となったのは、ソンフンミンへの対応だろう。
プレミアリーグ屈指のアタッカーであるソンに対して、
セドリック、ホールディングは成熟した選手としての慎重さ、
クオリティを示すことができなかった。
とくにホールディングは気合が入りすぎていたことが結果的にマイナスに働いてしまい、
非常にタフな状況になってしまったと思う。
もし冨安が右サイドにいたら試合はまた違ったのではないか、
あるいはベン・ホワイトが万全の状態だったら?
もしくは冨安が4人いてくれたらいいのに・・・
そんなことをつい考えてしまいがちだが、
アーセナルのスカッドの薄さはこれまでも指摘されてきたことで、
優勝を争うシティ、リバプールらとの決定的な差もそこにある。
その点でもCL出場権の確保は本当に成し遂げてほしい目標であり、
今回の敗戦は本当に手痛い敗戦となってしまった。
勝ち点のために徹底的に守備的に行くアプローチをアルテタが選ばなかったことは、
ヴェンゲルイズムを受け継ぐ監督としての姿勢を感じた。
アーセナルにはその姿勢を貫いても勝てるスカッドの構築を期待したい。
グーナーたちはこの試練に耐えられるのか
今後のスカッド構築を期待しながらも、この試合を落としたことは改めて本当につらい。
まだ順位の上ではスパーズよりも上にいるが、勝ち点差は1ポイント。
今後の対戦相手はニューカッスル(A)、エバートン(H)。
一方のスパーズはバーンリー(H)、ノリッジ(A)。
グーナーたちはバーンリーを必死に応援しつつ、
次の17日(月)4時キックオフ予定のニューカッスル戦を固唾をのんで見守ることになる。
ニューカッスルは直近でリバプール、シティに敗れて2連敗の状態だが、
4月に入ってからウルブズ、レスター、パレス、ノリッジを破って4連勝を挙げており、
決して侮ることのできない相手だ。
アーセナルにとって比較的与しやすい相手との印象もあるが、
それもなんとなくフラグっぽくて不安である。
本当に胃が痛くなるような、ヒリヒリするシーズン最終盤だ。
とはいえ、心配なDF陣の状態に対して、
エンケティア、サカ、ウーデゴールなど、攻撃陣は万全の布陣を維持している。
ほかのクラブの結果にかかわらず自力で2連勝すれば出場権獲得という状況は、
決して絶望すべき状態ではないと思うし、
今シーズンのアーセナルなら達成困難なものではないはずだ。
そして、ヴェンゲル政権末期からエメリ政権のアーセナルを見てきたグーナーたちは、
もっと夢も希望もない状態を味わってきた。
チームを信じて今シーズンのあと2試合を見ていきたいと思う。
そのほか
冨安→ ディフェンスならどこでもできることを改めて証明した。本当に得難い選手。
ケイン → NLDでのケインの恐ろしさを再認識。パスもうまいし、「スゴ味」がある。
バーンリー → 次節、本当に頑張ってほしい。
アーセナルの為じゃない、バーンリー自身の願いの為に。
最後
3:45のキックオフ、改めてなかなかにきつい。
仕事から帰ってきたのが23時半。
そこから眠って3時過ぎに起きて、手酷い敗戦が終わって6時。
2時間だけ寝て仕事に向かう。
肉体的・精神的に過酷な金曜日でした。
リアタイ視聴した社会人グーナーの皆様、本当にお疲れ様でした。
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