【記録に残る大勝】プレミアリーグ第27節 シェフィールド・ユナイテッドvsアーセナル 【マッチレビュー】

【アーセナルの試合を毎節レビュー】

フットボールの母国・イングランドに、
人々を惹きつけてやまないクラブがあります。

そのクラブの名は、アーセナルFC。

アーセン・ヴェンゲル氏が築き上げた栄光の時代から、
希望の見えない闇の時代を耐え抜き、
ヴェンゲル氏の系譜を継ぐアルテタ監督のもとで
再び黄金時代を迎えようとしています。

躍進と失速を味わった昨シーズンから、
再び頂点を目指すアーセナルの試合を、
当ブログでは毎節自由にレビューしていきます。

ヴェンゲル政権末期からのグーナー達に救いあらんことを。

【試合結果:0-6の大勝!】

Read about Sheffield Utd v Arsenal in the Premier League 202…

同じ節で、リバプールがノッティンガムフォレストに、
シティがユナイテッドに勝利し、
アーセナルにプレッシャーがかかる中で迎えるアウェーゲーム。

万が一負けたら、という不安もあるなか、
最下位チームとの対戦が始まります。

スタメンはGKにラヤ、
DFラインにホワイト、サリバ、マガリャンイス、キヴィオル、
中盤にウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス、
前線にはサカ、マルティネッリ、ハヴァーツの11人です。

試合は開始早々から、
アーセナルがシェフィールドのゴールを脅かす展開に。

サカのシュートが枠を叩いたシーンなど、
得点は時間の問題という雰囲気が漂う中で、
開始5分に先制点が生まれます。

左サイドでの連動した動きから、
ライスのラストパスにウーデゴールが合わせてのゴールでした。

攻めの手を緩めないアーセナルは、
13分に右サイドから仕掛けたサカのクロスが、
ボーグルのOGを誘発して0-2。

15分にはカウンターからマルティネッリが持ち上がり、
最後はキヴィオルのノールックパスから、
マルティネッリがシュートを決めきって0-3。

開始15分のうちに3点差をつけられたシェフィールドは、
17分にしてノーウッド→オズボーンの交代を実施します。

しかし、試合の形勢が変わるこjとはなく、
25分にも高い位置でボールを奪ったアーセナルは、
ハヴァーツの自信に満ちたシュートで0-4。

39分にはサカの仕掛けからのクロスに、
エリア内のライスが合わせて0-5。

このゴールによりアーセナルは、
イングランドのトップリーグにおいて、
アウェーゲームで5ゴール以上の点差をつけ
3連勝した最初のチーム
となりました。

ハーフタイムでアルテタ監督はサカ→ヴィエイラの交代を実施。
交代の理由は体調不良だったと後ほど報じられました。

多くのホームサポーターがスタジアムを後にするなか、
アーセナルは58分に追加点。

後方からの浮き球のスルーパスを、
ハヴァーツが絶妙なボールタッチでおさめると、
ラストパスを受けたホワイトが力強いシュートを決めました。

その後アーセナルはマルティネッリが64分に負傷交代となり、
さらに65分にセドリック、
そしてパーティーが長い離脱からいよいよピッチに立ちます。

74分にはライス→トロサールの交代。

試合はその後失点を喫することなく、
0-6で終了。

アーセナルは大量得点でリーグ戦7連勝と、
非常に好調を維持しています。

トピック① 記録に残る大勝

アーセナルはブレントフォードを0-6と一蹴し、
リーグ戦7連勝と好調を続けています。

ウェストハム、バーンリー、
そして今回のシェフィールドユナイテッド戦と、
3試合連続で5得点以上を上げ、
イングランドのトップリーグに記録を残しました。

また、ホワイトが決めたゴールが、
アーセナルのチーム10000ゴール目ということで、
これまたメモリアルなゴールとなっています。

現在のアーセナルの好調さはやはり歴史的で、
チームがここまでのレベルに来たことが
非常に感慨深く感じます。

これだけの好調を維持していながら、
まだリーグ3位というのが
タイトルレースの難しさを突き付けられる思いがしますが、

アーセナルは今チームとしてできることを最大限実行している、
その点において今の好調は本当に嬉しい結果ですし、
このまま行けばきっと更なるチャンスもあるはずです。

この調子で、目の前の1試合1試合で勝利を積み重ねていってほしいと思います。

トピック② 好調な攻撃陣

ここ数試合のアーセナルは、
ウーデゴールを中心として、
特定の1人の選手に頼らない連動的で捉えどころの難しい、
創造的な攻撃を繰り広げています。

ウーデゴールの好調と合わせて、
ハヴァーツの好調さも見逃せない要因です。

この試合でも動き出しやボールタッチの繊細さなど、
攻撃面での才能をいかんなく発揮してピッチを躍動しました。

特に印象的だったのはゴールシーンで、
あの自信に満ちたシュートに喜びを覚えた
サポーターは多かったのではないでしょうか。

今のハヴァーツに、
シーズン序盤の弱弱しい姿はもう見出せません。

我慢強くチームへの適合を待ったアルテタ監督の判断の正しさが、
ここにきていよいよ証明されてきています。

また、チームが得点不足に陥っていた時期には、
絶対的なストライカーの必要性を感じる場面もありましたが、
やはり今のチームの在り方のほうが
アーセナルにとってはふさわしいように感じます。

もちろん、この試合はシェフィールドの守備があまりに酷く、
それに助けられたことは割り引いて考える必要がありますが、
アーセナルの魅力である華麗な攻撃力を、
今後も大いに発揮してほしいと思います。

トピック③ 余裕がもたらすもの

早い時間で試合を決定づけることで、
アーセナルは選手をローテーションする余裕を手にしています。

体調不良だったサカを下げても試合結果に影響しないだけでもプラスですが、
長いケガ明けのパーティーを、
ピッチに送り出せたのも大きなプラスでした。

さすがにパーティーは試合勘が鈍っている様子でしたが、
勝ち点を失うリスクを冒すことなく
彼を起用できる展開
というのは、
スカッドの厚みを考えるうえで非常に大きいといえます。

あとは冨安やジンチェンコらが復帰してくれば、
チームはいよいよ万全の状態となりますので、
シーズン終盤に向けて期待はさらに高まってきています。

現在の立ち位置と次の試合(日本時間)

プレミアリーグ公式サイトより

さて、アーセナルはリバプール、シティが勝利した後に、
プレッシャーがかかる試合を確実にものにしています。

ユナイテッドがシティに多少でも食い下がってくれればよかったですが、
アーセナルとしてはこのまま勝ち点を積み重ねていくのみです。

また、次節はリバプールとシティの直接対決があります。

ドローに終わってくれるのがアーセナルとしては理想ですが、
まずはブレントフォード戦の勝利を楽しみにしていきたいと思います。

また、冨安の契約延長報道が出ているのも朗報ですね。

プレミアリーグ第28節 アーセナルvsブレントフォード【3月10日(日)2:30 KO】

ブレントフォード戦は、
レンタル元のためGKラヤが出場できませんので、
久しぶりにラムズデールのプレーが見られそうです。

上述の通り、リバプールとシティの結果から利益を得るためにも、
アーセナルの確実な勝利を祈りたいと思います。

チャンピオンズリーグベスト16 2ndレグ アーセナルvsポルト【3月13日(水)5:00 KO】

タイトな日程ですが、ポルトとの一戦も迫っています。

アウェーでは最後の最後に不覚を取って敗れていますが、
チャンピオンズリーグベスト8の舞台に立つためにも、
ホームで底力を見せられるか、

厳しい試合ですが楽しみにしたいと思います。

前の試合の結果(プレミアリーグ第26節)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果:4-1の大勝!】3 […]…

次の試合の結果(プレミアリーグ第28節)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果:2-1の勝利】3 ト […]…