ポン・ジュノ監督作品『殺人の追憶』はなぜ傑作なのか?
~ネタバレ解説~

はじめに

今回は、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』(2003)について書いていきます。

ポン・ジュノ監督といえば、
『パラサイト 半地下の家族』で2020年アカデミー作品賞等を受賞し、
一躍世界的な注目を集めた韓国を代表する映画監督です。

ポン・ジュノ監督(wikipediaより)

『殺人の追憶』は彼の長編監督作品の第2作目で、
社会批判とエンタメ性を両立させた素晴らしい映画になっています。

『パラサイト 半地下の家族』に繋がる要素も含め、
面白かったポイント、知っておくとより映画を楽しめる知識など、
今後に役立つ内容をみていきましょう。

『殺人の追憶』基本情報・配信サービス

『殺人の追憶』(2003)基本情報

公開年:2003年
製作国:韓国
監督: ポン・ジュノ
出演: ソン・ガンホ(パク・トゥマン刑事役)
    キム・サンギョン(ソ・テユン刑事役)
    パク・ヘイル(パク・ヒョンギュ役)
    キム・レハ(チョ・ヨング刑事役)  
    パク・ノシク(クァンホ役) 
    などなど

『殺人の追憶』を見られる配信サービス(2020年8月時点)

2020年8月現在、『殺人の追憶』を見られる配信サービスは以下の通りです。

  • U-NEXT
  • Amazon Prime Video
  • TSUTAYA TV       など

※配信の有無は時期によって変更される可能性もあります。
 詳細は以下のサイトをご参照ください。

https://doga.hikakujoho.com/library/00022513.html

あらすじ ※ネタバレなし

1986年10月、農村地帯華城市の用水路から束縛された女性の遺体が発見される。


地元警察の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)チョ・ヨング(キム・レハ)
ク・ヒボン課長(ピョン・ヒボン)が捜査にあたるが、捜査は進展せず、
2か月後、線路脇の稲田でビョンスン(リュ・テホ)の遺体が発見される。
どちらも赤い服を身に着けた女性で、被害者の下着で縛られた上に、絞殺されていた。


パク刑事は恋人ソリョン(チョン・ミソン)の情報から、ビョンスンに付きまとっていたという知的障害を持つ焼肉屋の息子グァンホ(パク・ノシク)に目をつけ、彼を取り調べる。

そこへソウル市警の若手刑事ソ・テユン(キム・サンギョン)が赴任する。グァンホを犯人と決めつけたパク刑事とチョ刑事は、証拠を捏造し、暴力的な取り調べで自供を迫る。すると、グァンホは殺害方法を話し始める。この供述からグァンホが犯人と思われたが、ソ刑事は遺体の状況からグァンホの麻痺した手では犯行は不可能であると断定する。

同時期に警察の拷問による自白強要が問題化し、ク課長は解任される。新任のシン課長(ソン・ジェホ)はソ刑事の主張を支持し、グァンホを釈放する。

Wikipediaより引用

ストーリー紹介 ※ネタバレあり

ここからは、あらすじ以降のストーリー展開をネタバレありで紹介していきます。

思うように進展しない捜査、増えていく犠牲者

クァンホを釈放したのち、
パク刑事とソ刑事はそれぞれのアプローチで連続殺人事件の捜査を進めていきます。

ソ刑事は女性警官ギオクの助けもあり、

  • これまでの犯行が雨の日に行われている
  • 犯行があった日に「憂鬱な手紙」という曲がラジオ番組にリクエストされている

といった手がかりを突き止めていきます。

さらに、犯人による犠牲者が増えていく中、
彼の犯行から生き延びた女性を発見し、「手がやわらかい」という証言を得ました。

キム・サンギョン演じるソ刑事

一方、パク刑事は犯行現場に陰毛が落ちていないことから、
一日中銭湯に張り込んで毛の無い男を探したり、
犯人の顔を知るため霊媒師に頼ったりと、旧式な捜査を続けていました。

そんな中、犯行現場で自慰行為を行っていた中年の男を捕まえたパク刑事は、
彼を拷問して自白を強要します。

ソ刑事とパク刑事が捜査手法を巡って喧嘩を始めたその夜、
「憂鬱な手紙」のリクエストと共に、再び犯行が繰り返されてしまいました。

容疑者パク・ヒョンギュと犯行の証拠

ソ刑事はリクエストの葉書を手掛かりに、
近隣のコンクリート工場で働くパク・ヒョンギュという青年を署に連行します。

しかし、犯行を否定するヒョンギュに対して十分な物証はなく、
警察は彼を逮捕することができません。

何とか彼を逮捕したいソ刑事は、以前クァンホがパク刑事によって無理矢理自白させられた時に語っていた内容が、実は犯行の目撃証言だったことに気が付きます。

クァンホの自宅である焼肉店に向かうソ刑事とパク刑事。

クァンホを探す二人でしたが、
チョ刑事が取り調べ中のヒョンギュへの暴行で厳重注意を受け自暴自棄となり、
店内で乱闘を引き起こしてしまいます。

その混乱で店を飛び出したクァンホを追い、2人は彼にヒョンギュの顔写真を見せます。

しかし、混乱したクァンホはまともに質問に答えないまま、
線路に飛び込み轢死してしまいました。

結局証拠を集められないままヒョンギュは釈放となりますが、
その翌日、犯行現場に残っていた精液という手がかりを発見したとの報告が入ります。

ただ、韓国にDNA鑑定ができる設備がないため、
アメリカでの鑑定結果が分かるまでヒョンギュの監視を続けることとなりました。

最後の手がかりとエンディング

ヒョンギュを監視していたソ刑事でしたが、
わずかに眠ってしまったその間に彼の姿を見失ってしまいます。

その夜、かつてソ刑事にヒントを与えてくれた女子中学生が犯人の手にかかって殺害されました。

ヒョンギュの犯行だと確信したソ刑事は、怒りのままに彼を暴行し、自白を迫ります。

しかし、そこに駆け付けたパク刑事がもってきた鑑定書類には、
精液のDNAはヒョンギュのものと一致しないとの結果が書かれていました。

ヒョンギュは暗いトンネルの奥へと逃げるように消えていき、
ソ刑事とパク刑事は呆然とその場に立ち尽くすのでした。

2003年、セールスマンに転身したパク刑事が、
仕事の途中に最初に死体が発見された排水溝を訪れます。

何も無い排水溝を覗き込む彼に、1人の少女が声を掛けました。

以前パク刑事と同じように排水溝を覗いていた男が、
「昔、自分がここでしたことを思い出して久しぶりに来てみた」と語っていたこと、

その男は「普通の顔をした男」であったこと。

犯人が今なおどこかに潜んでいることを知ったパク刑事は、
目を強く見開いて、こちらを見つめるのでした。

注目すべき3つのポイント

ここからは、この映画の注目すべき3つのポイントをそれぞれ紹介していきます。

ラストシーンの衝撃

この映画を語るうえで欠かせないのが、
犯人が健在であることが判明するラストシーンの衝撃でしょう。

これは、この事件が実際の未解決事件(後述)を題材にしており、
2003年の公開当時、まだ捕まっていない犯人に向けたメッセージが込められたものです。

犯人が潜んでいるであろうスクリーンのこちら側(現実世界)を見通すような、
ソン・ガンホの迫真の表情は忘れられません。
映画史に残る素晴らしいラストシーンだと思います。

また、映画のストーリーとしても、
これまでソ刑事とパク刑事があれだけ奔走してきたのにも関わらず、
犯人は捕まらずに生きているという、驚きと無力さを感じさせる展開となっています。

犯人が捕まるものだという安易な予想を裏切って、
なぜ犯人は捕まらなかったのか?
今、どこで、何をしているのか?
という問いかけが観客に突き付けられるようです。

ポン・ジュノ監督らしい映画構成

ジャンルを横断する構成

ポン・ジュノ監督作品には、ジャンルを1つに断定できないという特徴があります。

今作には、連続殺人事件を巡るサスペンス映画という基本形の中に、
コメディや社会批判といった複数の要素が含まれています。

例えば、コメディ的な要素を担うのがパク刑事とチョ刑事の前時代的な捜査手法です。

  • 事件現場の保全は不十分
  • 偏見によって犯人を断定する
  • 事件を解決するため、暴力によって嘘の自白を強要する
  • 証拠を捏造する

社会秩序を守るための存在である彼らが、社会秩序に反する手法を平然と用いる。
『殺人の追憶』では、当時の韓国社会の矛盾が露悪的に描き出されています。

コメディとはいっても、「酷過ぎて笑ってしまう」タイプのブラックユーモアですね。

サスペンス映画の要素は、主にソ刑事が主となって進めていく捜査です。
連続する犯行の共通点を探り、犯人の手がかりを追っていく、
王道サスペンスとしても面白さを味わえます。

描かれる犯行はなかなか気持ち悪くて猟奇的ですし、
雨の日、必ずリクエストされる曲など、雰囲気を盛り上げる要素が詰め込まれ、
観客は次の展開を楽しみにのめり込んでいきます。

そして、ラストシーンに至り、

  • このような事件が発生し、最終的に解決することができなかった、
    当時の時代・社会をどのようにとらえるべきか?

という批判的な問いかけが観客に投げかけられます。

観客をコメディ、サスペンス的に楽しませて映画に没入させ、
最後は深く切り込んだ問いを投げかける。

『パラサイト 半地下の家族』にも共通する、
ポン・ジュノ監督作品の特徴ともいえる面白い構成ですね。

画面で伝える力

ポン・ジュノ監督の特徴としては、映像表現も優れていることが挙げられます。
言葉で説明するのではなく、画面や構図で語るシーンも巧みです。

今作にも、印象深いカットがいくつもありましたので紹介していきます。

韓国の農村地帯の雰囲気

冒頭のシーンとラストシーンでも印象的ですが、
金色の稲田と青く澄みきった空は非常に美しく描き出され、
この空の下で繰り返される残虐な犯行、深い闇と強烈な対比を示しています。

未だ発展していない古ぼけた家屋が立ち並ぶ雰囲気は、
どこか不穏な空気を漂わせているようです。

巨大なコンクリート工場の無機質な感じもあり、
全体を通じて描かれる陰鬱さ、閉塞的な雰囲気がこの映画に重みを与えています。

暗い闇へと続くトンネル

映画最終盤で、ソ刑事はヒョンギュをトンネルの入り口まで追いつめて暴行し、
自白を迫ります。

そこへパク刑事が駆け付けて最後の手がかりであるDNA鑑定資料を持ってくるのですが、その結果はDNAは一致せず、犯人とは断定できないというものでした。

ヒョンギュはそのままトンネルの奥へと逃げていき、
それを見送るしかない2人の刑事がトンネルの内部からの視点で描かれます。

彼らがたどり着いたのはトンネルの出口であったはずなのに、
そこはどこまでも続く、長く暗いトンネルの入り口だった。

犯人を追い詰め、ようやく事件を解決したかと思っていた刑事たちの絶望と、
事件が迷宮入りしたことが一目で理解できる、凄まじいシーンでした。

トンネルが観客側に続いているのもいいですね。
犯人はこちら側に逃げ込んできているのだというメッセージが感じられました。

降り注ぐ雨

今作では犯行が行われる日は雨が降っているのですが、
ポン・ジュノ監督作品では雨のシーンが印象的に描かれていることが多いですね。

今作では上述のトンネルのシーンしかり、
女子中学生の遺体が発見されるシーンしかりです。

『パラサイト 半地下の家族』では、
激しい雨の中で主人公家族が下層にある自宅を目指すシーンが象徴的。

降り注ぐ雨は『グエムル-漢江の怪物-』、『母なる証明』でも、
それぞれ印象的なシーンがあります。

個人的には『母なる証明』で、ある事情から、
キム・ヘジャが落胆して大雨の中を歩いて帰るシーンが忘れられません。

ポン・ジュノ監督作品を観るときは、雨の使い方に注意するのも面白いと思います。

『殺人の追憶』は実際の事件をベースにしている

華城連続殺人事件(ファソンれんぞくさつじんじけん)

華城連続殺人事件(ファソンれんぞくさつじんじけん)とは、
1986年~1991年の間に韓国の京畿道華城郡(現在の華城市)周辺という農村地帯で、
10名の女性が強姦殺害された事件です。

事件は未解決のまま2006年に時効を迎えましたが、別件で逮捕されていた男がこの事件の犯人だったことが2019年に判明し、世間に衝撃を与えました。

事件現場

事件の詳しい経緯はWikipediaなどにまとめられていますので、
詳細についてはそちらをご覧いただければと思います。

『殺人の追憶』が公開された2003年には犯人は捕まっておらず、
この映画のラストシーンは犯人に対するメッセージや、
事件解決への希望も込められたものでした。

劇中で暗示された暗く長いトンネルは、長い時を経て出口へとたどり着きました。
ただ、犯行そのものは既に時効を迎えているため罪に問えないとのことで、
苦い後味を残すものとなっている部分もありますね。

『殺人の追憶』と民主化運動に揺れた韓国

『殺人の追憶』は民主化による時代の変化を描いている

韓国が民主化されたのは、1987年の盧泰愚による民主化宣言をきっかけとして、
大統領直接選挙が実現されて以降の事です。

盧泰愚(ノ・テウ)

『殺人の追憶』は1986年を舞台としており、
韓国民主化直前の時代を描いた作品となっています。

民主化される以前の全斗煥大統領時代の韓国は軍事政権であり、
民主化運動は激しく弾圧を受けていました。

全斗煥大統領

実際、華城連続殺人事件の背景には、当時の警察が民主化運動への対応に追われ、
十分なリソースを割けなかったという要因があったとも指摘されています。

作中でも民主化デモに対応するため機動隊の応援が来ないというシーンがありました。

また、映画の後半では警察による拷問がマスコミに厳しく監視されるようになり、
チョ刑事が課長に制裁されるシーンも描かれていましたが、
これも民主化に伴う社会の変化の表現となっています。

『殺人の追憶』はこの悲惨な事件をテーマに、
民主化によって変わっていく社会、警察組織を描いた作品ともいえるでしょう。

そうであれば、パク刑事やチョ刑事など、
旧式な彼らの在り方が露悪的に描かれることは自然に思えます。
彼らは正義の側であるものの、変わるべき悪としても描かれていて、
それがこの映画を複雑な味わいのあるものとしているのです。

また、パク刑事が事件後に警察を去り、
セールスマンとして人並みの生活(以前より豊かな生活)を送れていることも、
民主化によってもたらされた変化の肯定と見ることができます。

『殺人の追憶』を観た後は ~関連作品紹介~

ここからは、『殺人の追憶』の関連作品を紹介していきます。

ポン・ジュノ監督の別作品、
あるいは『殺人の追憶』と同様に実際の犯罪に基づいた作品など、
今後の映画選びの参考となれば幸いです。

『パラサイト 半地下の家族』(2019)

観客をのめり込ませていく高いエンタメ性を持ちながら、
韓国社会に根付いた「格差」という問題を鮮やかに描き出したポン・ジュノ監督。
2020年のアカデミー作品賞を受賞したことでも知られる傑作です。

過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。(中略)

「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

映画『パラサイト 半地下の家族』公式サイト より抜粋

『グエムル-漢江の怪物-』(2006)

こちらもポン・ジュノ監督による作品。
怪獣映画でありながら、同時に韓国の社会問題を鋭く浮かび上がらせる、
ジャンルを横断していく面白さの味わえる1作となっています。

漢江から突如上陸した黒い両生類のような怪物(グエムル)は、河原の人々を捕食殺害し、露店の男カンドゥ(ソン・ガンホ)の娘、ヒョンソ(コ・アソン)を捕まえて水中へ消えた。ヒョンソは怪物の巣の下水道から携帯電話で助けを呼ぶ。一方、在韓米軍は怪物は未知の病原菌を持ち、感染したとみられるカンドゥを捕えようとする。カンドゥと一家はヒョンソを救う為に追われながら怪物を探す。

Wikipediaより引用

『母なる証明』(2009)

ポン・ジュノ監督による本作は、
「国民の母」キム・ヘジャが演じる狂気的な母性がとりわけ印象的です。
何とも言えない後味を残すラストシーンも必見。

知的障害のある息子・トジュン(ウォンビン)を、母親(キム・ヘジャ)は常に心配していた。トジュンには悪友・ジンテ(チン・グ)がおり、トジュンが轢かれかけた議員のベンツに復讐した際、協力したジンテからバックミラーを破損させた責任を転嫁されたことから、母親は彼との絶交をトジュンに勧めるほどであった。

ある日、トジュンはナンパしようとした少女(チョン・ミソン)に逃げられた。その翌日、少女は死体となって発見され、トジュンは殺人容疑で逮捕された。息子が殺人など犯すはずがないと信じる母は、警察や弁護士に追いすがるが、その努力も無駄と知り、自らの手で事件を解決しようと奔走する。

Wikipediaより抜粋

『あいつの声』(2007)

本作は、1991年に発生した「韓国三大未解決事件」の1つ、
「イ・ヒョンホ君誘拐殺人事件」をモデルにした作品です。

人気キャスター(ソル・ギョング)の一人息子が突然誘拐され、犯人(カン・ドンウォン)は身代金1億ウォンを要求。警察の捜査網をくぐり抜け、正体をつかませない誘拐犯だけに、正体を突き止める唯一の手掛かりは声だけだった。そんな誘拐犯とのやりとりが長期化するにつれて、両親はだんだんと追い詰められていき……。

シネマトゥデイ より引用

『カエル少年失踪殺人事件』(2011)

こちらは「韓国三大未解決事件」の1つ、
「カエル少年事件」をモデルに制作された作品。

1991年3月26日、山のふもとの村で「カエルを捕まえにいく」と言って遊びに出た5人の小学生がこつ然と姿を消した。特ダネを狙うMBS放送のカン・ジスン(パク・ヨンウ)や犯人像の分析を行うファン教授(リュ・スンリョン)、捜査を担当するパク刑事(ソン・ドンイル)たちが事件を追う中、ある子どもの父親(ソン・ジル)に容疑が掛けられる。

シネマトゥデイ より引用

『悪人伝』(2019)

ヤクザと警察が手を結び、連続殺人犯を追い詰めていく―――

韓国ノワールのスターであるマ・ドンソクの魅力が光る、
韓国映画の美味しいところを詰め合わせた快作です。
別記事にて見どころを詳しく記載しています。

感想

今回はポン・ジュノ監督『殺人の追憶』について紹介しました。

『パラサイト 半地下の家族』でポン・ジュノ監督を知り、
そこから『グエムル』『母なる証明』などを見てきました。

『殺人の追憶』もまた、ブラックでシニカルなユーモアと、
観客を引き込むサスペンスの手法、そして社会を映し出す細やかさを兼ね備えた、
まさに傑作というべき作品でした。

ソン・ガンホはじめ、俳優陣も印象的です。
序盤のみですが、『グエムル』のおじいさん役のピョン・ヒボンも出てました。

ポン・ジュノ監督には稀代のクリエイターとして、
この先も社会性とエンタメ性を兼ね備えた面白い作品を期待してしまいますね。

未見の作品もまだまだありますので、そちらも今後の楽しみとしたいと思います。

今後もポン・ジュノ監督作品や韓国ノワールの世界を紹介していきます!

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