【最後はハラハラも…】プレミアリーグ第14節 アーセナルvsウルヴズ 【マッチレビュー】

【アーセナルの試合を毎節レビュー】

フットボールの母国・イングランドに、
人々を惹きつけてやまないクラブがあります。

そのクラブの名は、アーセナルFC。

アーセン・ヴェンゲル氏が築き上げた栄光の時代から、
希望の見えない闇の時代を耐え抜き、
ヴェンゲル氏の系譜を継ぐアルテタ監督のもとで
再び黄金時代を迎えようとしています。

躍進と失速を味わった昨シーズンから、
再び頂点を目指すアーセナルの試合を、
当ブログでは毎節自由にレビューしていきます。

ヴェンゲル政権末期からのグーナー達に救いあらんことを。

【試合結果:2-1の勝利!】

Read about Arsenal v Wolves in the Premier League 2023/24 se…

試合開始6分、ゲームは早々に動きます。

サカが右サイドで仕掛けたところから、
ジェズス、冨安と巧みに連携してのゴールでした。

さらに13分、左サイドからジェズスとのワンツーで抜け出した
ジンチェンコのマイナスのクロスに合わせ、
ウーデゴールがシュートを決めます。

今シーズンでもトップクラスに美しいゴールを決め、
得点差を広げたアーセナルに対して、

ウルヴズはGKのジョゼ・サが負傷し、
元アーセナルアカデミーのベントリーが出場します。

その後はアーセナルが主導権を握りながら、
幾度かゴールに迫る場面を作るものの、
追加点は生まれず0-2で後半へと折り返します。

後半に入っても膠着状態が続き、
アルテタ監督は67分にジェズスに代わり
エンケティアを投入しました。

77分にはマルティネッリ→ハヴァーツの交代が行われますが、
同じタイミングで冨安が負傷によりピッチを去り、
ベン・ホワイトが出場します。

しかし86分にはジンチェンコのロストから
ウルヴズのクーニャにゴールを許し、
アーセナルは1点差に迫られることに。

90分+3分、ジョルジーニョやキヴィオルを投入して、
アーセナルは試合をクローズしに行きます。

緊迫感のある終盤となりましたが、
2-1で試合を締めくくって勝ち点3を手にしました。

トピック① 美しい攻撃と試合のコントロール

この試合、アーセナルは6分、
13分と立て続けにゴールを奪いました。

立ち上がりのアーセナルの攻勢は圧倒的で、
2点目のウーデゴールの得点はまさに完璧。

チャンピオンズリーグでのゴールラッシュの勢いそのままに、
チームが理想とする攻撃を展開できていました。

アーセナルの美しい攻撃が堪能できた試合だったと思います。

一方、早々に点差をつけてウルヴズを沈黙させたアーセナルでしたが、
そこから徐々にウルヴズに盛り返されて、
試合は拮抗した展開に。

終盤には守備のミスから1点差に迫られ、
非常に緊迫した時間を強いられました。

この試合では最後まで同点弾を許さず試合を締めくくりましたが、
2-0となったところでペースを落としてしまったのは、
今後の試合に向けた懸念点でした。

特に今シーズンも厳しいタイトルレースを戦っているだけに、
勝ち点を落とすことのない試合運びができるか、
厳しい要求ながら注視していきたいところです。

トピック② キャプテン・ウーデゴールの復調

上述したように美しいゴールを決めたウーデゴール。

彼は本当に横からのボールをダイレクトで決めるのが上手く、
先日のRCランス戦での冨安からのクロスに合わせたゴールなど、
何度見ても素晴らしい選手だと感じさせます。

ゴールだけでもなくチャンスメイクでも存在感を示し、
怪我による離脱から調子を上げてきていることが窺えました。

やはりアルテタ監督のフットボールには、
ウーデゴールのクリエイティビティが不可欠です。

彼の復調によってアーセナルの攻撃がより活性化してくるとあれば、
今後の試合を見るのが一層楽しみになります。

トピック③ 冨安の負傷

サカのゴールをアシストするなど、
攻守にわたる活躍を見せた冨安でしたが、
79分に負傷交代となってしまいました。

どの程度の離脱となるのか明らかにはなっていませんが、
最近は際立った活躍を続けていただけに、
できるだけ早くチームに帰ってきてほしいと祈るばかりです。

ホワイトが健在なのが幸いですが、
ディフェンスラインの選手繰りは厳しい状況で、
過密日程を乗り切れるか不安が残ります。

今シーズンはホールディングもいませんし、
キヴィオルがどの程度のパフォーマンスを見せられるのか、
今後のアーセナルにとって重要となるかもしれません。

現在の立ち位置と次の試合(日本時間)

プレミアリーグ公式サイトより

アーセナルが勝利を掴んだ一方で、
ラッキーなことにシティとスパーズが3-3のドロー。

リバプールは遠藤航の劇的なゴールも含めて勝利していますが、
アストンヴィラはボーンマスと引き分けており、

アーセナルが勝ち点を落とさなかったことが、
非常に大きな意味を持ったマッチウィークになりました。

ここから過密な日程が続きますが、
選手繰りにも注目しながら戦いを見守りたいと思います。

プレミアリーグ第15節 ルートンvsアーセナル【12月6日(水)5:45 KO】

ミッドウィークに待つのはルートンとの試合。

プレミアリーグ初昇格のルートンは、
本拠地ケニルワース・ロードの収容人数も1万1000人程度で、
プレミアリーグではかなりのスモールクラブです。

試合内容も楽しみですが、
これまであまり馴染みのなかったスタジアムや
サポーターを見るのも楽しみな一戦です。

プレミアリーグ第16節 アストンヴィラvsアーセナル【12月10日(日)2:30 KO】

ルートンとの試合のあとは、
ウナイ・エメリ率いるアストンヴィラとの一戦です。

今シーズン快進撃を見せているアストンヴィラですが、
タイトルレースを考えてもぜひ勝ちたい試合です。

アーセナルではうまくいかなかったエメリが、
アストンヴィラではなぜうまくいっているのか。

クラブを取り巻く状況の違いが大きいとは思いますが、
クラブの規模的にものびのびとできているのでしょうか。

the Guardian

After the unhappy spell at Arsenal, the Spaniard’s reputatio…

前の試合の結果(チャンピオンズリーグ第5節)

カルペディ!

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次の試合の結果(プレミアリーグ第15節の結果)

カルペディ!

目次 1 【アーセナルの試合を毎節レビュー】2 【試合結果:3-4の勝利!】3 […]…