【マッチレビュー】プレミアリーグ第1節 クリスタルパレスvsアーセナル 【新シーズンの開幕だ!】

22-23シーズンが始まった。

このブログでアーセナルのマッチレビューを書き始めたのは、
シーズンに最終盤になってからだった。

今シーズンは開幕節から、できる限り全節マッチレビューを書いていきたい。

もちろん、Abemaにも加入しよう。

ではまず試合結果から。

セルハースト・パークでの0-2での勝利

スタメン・試合結果は以下リンクから。

Read about Crystal Palace v Arsenal in the Premier League 20…

オフシーズンに積極的な補強を敢行し、
選手層に厚みを増したアルテタ・アーセナル。

昨シーズン苦汁を飲まされた、クリスタルパレスとの開幕戦を迎える。

冨安は怪我の影響でベンチ外となったものの、
ディフェンスラインにマルセイユから戻ってきたウィリアン・サリバ
シティから獲得したジンチェンコらが並んだほか、

4500万ポンドで同じくシティからやってきたガブリエル・ジェズスがスタメンで出場。

一方のクリスタルパレスは、
昨シーズン出色の出来だったコナー・ギャラガーがチェルシーにローンバックとなったものの、
アブドゥライエではない方こと、シェイク・ドゥクレ(新加入)がスタメン出場。

開幕を告げる笛とともに、両チームの戦いが始まった。

前半目立ったのは、ジンチェンコの足元の技術を生かした攻撃参加

ペップの薫陶を受けて成長した選手なだけに、
アーセナルの戦術に対する理解度も高い。

また、ジェズスの前線でのキープ力や仕掛けの巧みさも光った。

また抜きからダブルタッチでDFを置き去りにしてシュートを放ったあのプレーで、
移籍金に見合う選手であることを早速感じさせた。

アーセナルが一方的に試合を支配するなかで、
待望の瞬間は開始20分に訪れた。

CKからのボールを大外でどフリーになったジンチェンコが頭で折り返すと、
そのボールをマルティネッリが頭でゴールネットにねじ込んだ。

昨シーズン武器の1つとなっていたコーナーキックは、
今年もアーセナルの攻撃力を支える材料となりそうだ。

追加点こそあげられなかったものの、
アーセナルは試合の主導権を握って前半を終えることに成功した。

だが、そのまま後半も、とはならないのが
プレミアリーグの厳しさであり、
アーセナルの抱える課題でもあった。

後半に入って58分、パレスはFWエドゥアールに代わって、
192㎝の長身を誇るジャン=フィリップ・マテタを投入する。

忘れもしないこのマテタこそ、
昨シーズンの4月、アーセナル戦で先制点を挙げた選手である。

彼のゴールを皮切りに、
アーセナルはパレス、ブライトン、サウサンプトンの泥沼の3連敗となったのだ。

彼の長身を生かしたパレスの肉弾戦に、
アーセナルは徐々に追い込まれていく。

こういう圧の強い相手にはどうにも苦手意識のあるアーセナルだが、
この展開で輝きを放ったのが、
マルセイユから戻ってきたウィリアン・サリバだった。

彼はベン・ホワイトとうまく連携して、
パレスのエースであるザハをなんとか封じ込めた。

その高い予測能力、適切なポジショニング、
192㎝の身長とスピードも兼ね備え、
この試合ではまさに門番として君臨した。

また、頼りになる男ラムズデールも忘れてはならない。

ザハのスルーパスに抜け出したエゼとの1対1の場面での、
ラムズデールのビッグセーブはこの試合の勝敗を分けるプレーだった。

DF陣の奮闘が目立つ中、
試合終盤にティアニー、エンケティアらが投入されると、
85分にサカのクロスがパレスのDFグエイに当たり、
それがそのままゴールイン。
勝利を大きく引き寄せる得点となった。

アーセナルはそのままリードを保ち、
0-2でクリスタルパレスに勝利。

レジェンド・パトリック・ヴィエラに昨シーズンのリベンジを果たし、
アーセナルは開幕白星発進となった。

厚みを増した選手層

さてこの試合で、もっとも印象的だったのが、
CBでスタメン出場したサリバである。

後半、パレスのゴリゴリしたフットボールに耐えきって、
無失点での勝利をつかめた一番の要因は、
サリバが安定的な守備を維持したことだろう。

彼がこの試合で示した安定感、
なんならホワイトやマガリャンイスを上回っていたクオリティを考えると、
CBのファーストチョイスがサリバになっても何の不思議もない。

また、ジンチェンコの攻撃参加もアーセナルの新しい武器として魅力的だった。

対人守備での不安もあることにはあるが、
ジンチェンコとティアニーを併用できる状況は非常にポジティブだと思う。

冨安が戦列に復帰することができれば、
DFラインはまさに多士済々の厚みをもって戦える。

昨シーズンの、ティアニー・冨安不在時のパフォーマンス低下のような事態を、
今シーズンは回避できるかもしれない、
そう感じさせる試合となった。

CFはガブリエル・ジェズスとエンケティアの2名となるが、
ジェズスのクオリティは間違いないし、
エンケティアも少ない出場時間で14番にふさわしくあろうとする気概を示した。

選手層の厚みを感じさせたアーセナルだが、
欲を言えばこの移籍期間中に、MFを獲得してほしいところではある。

もっと欲をいえば、長身FWが一人いると嬉しいなと思う。

まだ8月初週なので、もうしばらくは補強のうわさも楽しみたい。

もちろん、選手層が厚くなったというポジティブな面がある一方で、
ゲームコントロールなど様々な面で課題は残っているが、
アウェーのパレス戦に勝利できたことの価値はこのうえなく大きい。

このペースで次節レスター戦も勝利を期待したい。

Abemaで観たよという話

今シーズンはAbemaでアーセナルの試合を見ることになりそうだ。

昨シーズンまで利用していたDAZNが、
プレミアリーグの放映権を獲得できなかったのである。

よりによって今年に入り、
DAZNの年間プランでまとめ払いをしてしまった過去の自分をぶん殴りたい。

昨今の放映権を巡るカオスを考えると、
スポーツ系サブスクの年間払いはやめておこうと心に刻んだ。

また、Abemaの中継を実際に観てみると、
試合前番組があったり、試合後のコメントがあったり、
地上波っぽいポップな作りが適度に取り入れられて、
視聴者が楽しめるようになっていた。

DAZNの試合終了即配信終了の淡泊さに慣れてしまっていたが、
あれはやっぱり異常だったのではないか、
そんな感想も浮かんできた。

Abemaがアーセナルの試合を無料配信してくれることで、
日本のアーセナルファンが増えていくことも楽しみにしたい。

昨シーズンの記事はこちら

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