【マッチレビュー】プレミアリーグ第3節 ボーンマスvsアーセナル 【圧倒的3連勝ッッ!!!】

クリスタルパレス、レスターと開幕2連勝を飾った好調アーセナル。

3連勝への確信めいた期待が強まる中、
スコット・パーカー率いる
昇格組・ボーンマスのホームである
バイタリティー・スタジアムへと乗り込む。

0-3での3連勝となったはこちらッッ!!!

スタメン・試合結果は以下リンクから。

Read about Bournemouth v Arsenal in the Premier League 2022/…

アーセナルは第1節、第2節と同じスタメン。

ポルトから獲得したファビオ・ヴィエイラもベンチ入り。

試合は開始5分、
アーセナルに先制点が生まれる。

ジェズスがトラップから反転し、
ドリブルでボーンマスDFを切り崩してマルティネッリへスルーパス。

マルティネッリのシュートはGKに防がれるも、
そのこぼれ球をウーデゴールがしっかり詰めてシーズン初得点となるゴールを決めた。

さらに11分、サカのスルーに抜け出したホワイトのクロスに、
反応したジェズスのコントロールが少し大きくなったところを、
ウーデゴールがかっさらうように左足を振りぬいてネットを揺らす。

ホワイトの抜け出しがVAR判定の結果オンサイドとなり、
ゴールが認められて0-2.

アーセナルは早い段階で十分なリードを得て、余裕を持った試合運びを見せる。

ボーンマスは30歳でプレミアリーグ初挑戦となる、
ウェールズ代表の長身FWムーアを起点に攻めを試みるが、
アーセナルは守備への切り替えもはやく、ボーンマスにシュートチャンスを与えない。

前半はそのまま0-2で終了し、
ハーフタイムにボーンマスがクックとアントニーを投入。

後半の立ち上がりはボーンマスが攻勢を強めるが、54分、セットプレーからのジャカの落としを、サリバが左足での美しいゴールを決めて0-3。

前節はオウンゴールだったサリバだが、
今節は相手ゴールを揺らして見せた。

さらに72分、ジェズスがシーズン3点目となるゴール、
かと思いきや惜しくもVARでノーゴールの判定。

判定の直後、アーセナルはスミス=ロウ、エンケティア、冨安の3枚替え。

79分にはムーアのヘッドをラムズデールが横っ飛びセーブ。

アーセナルはそのまま危なげなくボーンマスを封じ込め、
0-3で開幕3連勝を飾った。

落ち着いたゲームコントロールッッ!!!

昇格組のボーンマスに対し、この試合のアーセナルはとにかく強かった。

ジェズスの個の力、両サイドからの絶え間ない攻撃によって、
アーセナルは前半のうちに試合を大方決定づけてしまった。

昨シーズンのアーセナルが抱えていた不安要素として、
ゲームコントロールが不十分だったことが挙げられる。

自分たちがリードしている展開にもかかわらず、
自分たちからリズムを失って相手に攻め込む隙を与えてしまう。

そんなゲームが思い浮かぶサポーターたちも多いのではないだろうか。

だが、この試合のアーセナルは違った。

後半の立ち上がり、クックとアントニーを投入したボーンマスは、
勝ち点を目指して攻勢を強めてきた。

それに対しアーセナルはリズムを失うことなく、逆に54分にサリバのゴラッソによって勝利を確かなものとした。

ここまで盤石さを感じさせるアーセナルというのは、
本当に近年では覚えがない。

この盤石さの要因には、
マルティネッリやサカといった若手たちの成熟もあるだろうし、
中盤でトーマスがどっしりと構えていることもあるだろう。

もちろん、ジェズスとジンチェンコという、勝ち方を知っているクラブから来た2人の影響も見逃すことはできない。

開幕2連勝は決してまぐれではなく、
今シーズンのアーセナルがどこまで上を目指していけるか、
より一層楽しみになる第3節だった。

強すぎるアーセナルに覚える寂しさッッ!!!

1点目となるウーデゴールのゴールにつながった、
ガブリエル・ジェズスの仕掛けは本当に圧巻だった。

ここ3試合で、ジェズスの補強が大正解だったことを確信し、
グーナーたちの期待は膨らんでいくばかりだ。

前節はOGを献上したサリバも、
今シーズンは左足での素晴らしいゴールを決めて見せた。

サリバの喜びが爆発したゴール後のダッシュも、
ゴールの瞬間頭を抱えて崩れ落ちたジンチェンコのリアクションも最高だった。

何度も書いてしまうが、ここまで強いアーセナルは近年観たことがない。

グーナーにとってはとにかく喜ばしい状況なのだが、強すぎるアーセナルにどこか寂しさを覚える部分もある。

ビッグゲームに勝ったかと思えば昇格組に勝ち点を取りこぼし、
とにかく好不調の波が大きく、それゆえに生じる依存性のある楽しみが、
独特の中毒性がアーセナルにはあった。

そんなサポーターの心をかき乱してくるアーセナルに慣れすぎてしまったのか、
強すぎて寂しいという不思議な心境を味わっている。

だが、アーセナルがこのまますべての試合に勝利できるほど、
プレミアリーグは甘くはない。

まだトップクラブとの厳しい対決が待っているし、シーズン途中にはW杯も予定されている。

また、アーセナルを観てきた身としては、今の万全なスカッドをシーズンを通して維持できるという、
楽観的な見方はなかなかできない。

その意味では、夏のマーケットでの補強にもまだまだ期待したい。
特に中盤の補強はシーズンを戦い抜くためにもぜひ進めてほしいところだ。

今シーズンはまだ始まったばかり。

開幕3連勝を大いに喜びながら、
長いシーズンをまだまだ楽しんでいこう。

次に控えるのは、エミレーツでのフラム戦である。

フラムはここまでリバプールに2-2、ウルブズに0-0、

そして今節でブレントフォードに3-2と1勝2分け無敗の状況だ。

監督はマルコ・シウバ。

そして何より、新天地で活躍を見せるレノとの対戦でもある。

来週も強いアーセナルに期待したい。

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